W2R工法 ~既設側溝リニューアル~ 特許第3784820号
W2R(Water Way Renewal)とは、既設側溝のリニューアルを目的に新しく開発された工法です。従来のものとは一線を画したアイディアで、短時間による施工を可能にしています。近年、高齢者や身体障害者などの日常生活や社会生活に配慮した生活環境を整備することが求められている中で、特に歩道部は、道路空間において頻繁に人や自転車が往来する移動空間であり、バリアフリー化が重要点政策と位置づけられています。従来の一般的な歩道構造は、歩道は車道よりも約20cm 程度マウントアップしており、横断歩道部や住宅、店舗などの乗り入れ箇所では、車道と高さをすりつけるため、波打ち(高低差)が生じ、高齢者や身体障害者にとって歩行の障害となっていました。そこで、歩道部の円滑な歩行を確保する為、歩道部を車道とフラットやセミフラット(歩道との段差が少ない:例5cm )型へのバリアフリー化が市街地を中心に行われています。既設歩道部を改良する場合、歩道面の高さを低くするため、歩道部内に側溝があると、側溝の天端が改良後の歩道面より飛び出し、天端カットもしくは側溝の取替えが必要になります。従来の方法は、主に人力による手ハツリでの作業で、時間、費用、労力が余りにもかかりすぎていました。W2R工法は、工事期間の短縮、経済性の向上、近隣住宅への環境対策(騒音、振動の軽減)を目標とし、既設側溝の側壁を内側より所定の高さに切断後、PCa蓋を設置して側溝のリニューアルを図る工法です。
詳細は協会のすばらしいホームページをご覧ください
国土交通省・新技術情報提供システム【NETIS】に登録済工法名. W2R工法登録NO.【SK-050002-V】尚、本工法は特許取得済工法です。類似工法に御注意ください。特許(側溝の切断方法、側溝の改修方法および側溝改修用ブロック)特許第3784820号